腸が原因の口臭に酪酸菌(腸活で口臭対策)

らくさん菌(酪酸菌/宮入菌)という菌をご存知でしょうか。薬局、ドラッグストアに整腸剤として、この酪酸菌入りのお薬が売られています。

腸内細菌のバランスを整えるビオフェルミンなどの近くに陳列されており、ビオフェルミンが「乳酸菌」であるのに対し、酪酸菌は酪酸菌で腸内細菌のバランスを整えます。

管理人は最近、この酪酸菌を口臭対策に取り入れています。今話題の腸活を酪酸菌で行っているとも言えるでしょうか。

今回は、酪酸菌と乳酸菌はどう違うのか、また、酪酸って臭いの原因じゃないの?という疑問について、そして酪酸菌が口臭対策にどう役立つのかなどについてお話ししたいと思います。

angel-1087929_640

酪酸菌の前に、まずは善玉菌や悪玉菌などの腸内細菌について触れたいと思います。

腸内細菌って何?

腸内には無数の腸内細菌が存在しています。

腸内細菌には善玉菌、悪玉菌、日和見菌があり、「善玉菌を増やすこと」で腐敗物質をつくる悪玉菌を抑制し、腸内環境を整えることが出来ます。

ただし、善玉菌だからと言って、たくさん食べればいいワケではないようです。

善玉菌:ビフィズス菌、乳酸菌(アシドフィルス菌など)、酵母、納豆菌、麹菌など
●ビタミンなどの合成(ビタミンB群、ビオチン、葉酸など)
●食べ物の消化吸収をうながす(水分の吸収調節作用も)
●免疫力を高める
●悪玉菌に対抗する
●酪酸、酢酸、プロピオン酸などの有機酸を作る
(善玉菌はヨーグルト、チーズ、納豆、みそ、漬物などの発酵食品に多く含まれる)

悪玉菌:ウェルシュ菌、ブドウ球菌、大腸菌など
●タンパク質を分解して腸内を腐敗させ有害物質を作る(病気の元となる)
(不規則な生活、栄養の偏り、暴飲暴食拒食、ストレス、老化などが原因)

日和見菌(ひよりみきん):善玉悪玉のどちらか優位な方の味方に付く
なんと日和見菌が全体の7割を占めていますのでこの菌が悪玉菌の見方をしたら大変です

では・・・

「酪酸菌」はどこに入るのでしょうか。

実は、酪酸菌にも種類があり、物によっては栄養分を分解する際に有害物質を生み出してしまう菌もありますが、お薬の原料になる酪酸菌(宮入菌)は有害物質を生み出さないものであるため、まったくの別モノで、善玉菌ととらえていいようです。(善玉菌悪玉菌を区別することには賛否両論あるようです)

ただし、酪酸菌は悪玉菌と好む栄養が同じであることから、悪玉菌と仲間のように分類されることもあります。でもこの性質が逆に腸内では良い方に働きます。(この後「酪酸菌って何?」のところで詳しく書いています)

酪酸菌のお薬は整腸剤として病院でも処方されています。
laugh-1121127_640

さて、次はいよいよ酪酸菌の正体についてです。

酪酸菌(宮入菌)って何?

酪酸菌(宮入菌)とは、酪酸(らくさん)や酢酸(さくさん)、プロビオン酸などの有機酸(ゆうきさん)を作る菌です。
(さくさんをすさんと書き間違えていました!ごめんなさい!ご指摘くださったG様ありがとうございます。)

自然界に天然に存在している酪酸菌の中には、動物にとって場合によっては害となるものもありますが、宮入菌は、酪酸菌は酪酸菌でも、日本で長年の研究によって安全性が確認されている酪酸菌とのこと。

有機酸というのは、腸内を酸性にして、悪玉菌が住みにくい環境にしてくれる、とても大切な物質。
有機酸であるグルコン酸を含むハチミツが腸内環境にいいと言われるのもうなずけますね。(蜂蜜で口臭対策ならこちらの記事)

そしてこれらの有機酸は腸内の粘膜を修復したり、水分や電解質(ナトリウムなど)などの吸収を調節。

さらに酪酸(宮入菌)は腸管内で抗炎症作用や悪い菌に対する拮抗作用があり、大腸の栄養源となるなど、腸内の働きをバックアップしてくれるというのです。

拮抗作用とは、互いに効果を打ち消し合うこと。

それにより悪い菌の増殖を抑制できるんですね。

酪酸菌(宮入菌)と悪玉菌は、好む栄養が同じため、先ほど言ったように同じ仲間のようにとらえられることもありますが、その性質のおかげで同じ場所にいって椅子取りゲームをすることで、悪玉菌が増殖するのを阻止しているようです。(悪玉菌の栄養になるものを酪酸菌も取り合う)

とにかく、結果的に、腸内に善玉菌が増え、腸が正しく機能してくれるんですね。

またお薬の酪酸菌である宮入菌は「芽胞」というもので包まれた形をしているため、消化液などの影響を受けないで腸までとどいてくれるとのこと。

もちろん他の善玉菌も腸内環境を良くしてくれますが、まず腸まで届く前に死滅してしまう菌が多いようです。

乳酸菌と他の菌の違い

乳酸菌というのは読んで字のごとく、「乳酸を作る菌」です。

厳密には、「糖を分解して作る物質の内、乳酸を多く作る」菌が、乳酸菌です。

善玉菌といえば乳酸菌と、もう一つ「ビフィズス菌」ではないでしょうか。

よく聞くビフィズス菌も、糖を分解して乳酸を作り出しますが、他にも酢酸などの物質を多く作るため、乳酸菌とは区別されるようです。

また、上記のような考え方から乳酸菌と区別される菌には、以下のようなものが有ります。

納豆菌:糖質やタンパク質を分解し消化を助け、腐敗を抑制
酵母菌:発酵する際、脂質、糖分などを分解し、有益な物質を作る
麹菌:酵素タンパク質を作る

上記3種類は糖化菌とも呼ばれ、腸まで届き、素早く善玉菌の栄養分になってくれるそうです。

腸が原因の口臭に対する酪酸菌の効果

腸内で悪玉菌によって発生した有害物質のガスが悪臭の元になり、その有害物質は肝臓をはじめとする臓器が解毒分解し、処理しきれない分は全身に回り、一部は呼気から出て行き口臭になる、ということを↓の記事などで書きました。
口臭と肝臓・サントリーセサミンEX(実際に使った感想)
つまり体内の有害物質を肝臓などで解毒分解する前に、元を作らないようにすればいいのですね。

腸活で腸内環境を良くし、体にとって有害なものが生まれないように持っていくことが出来れば、腎臓で解毒分解する毒素が減ります。そうすれば、腸内で発生する毒素以外を肝臓が解毒分解してくれますから、結果的に腸で出来る臭いの物質も、それ以外で出来る臭いの物質も多方面から撃退できるというあらすじです。

もちろん、管理人のように長年口臭に悩まされてきた人は、腸だけでなくいろんな原因が複雑に絡み合ってしつこい口臭が発生しているかもしれませんが、もしも酪酸菌による腸活がまだなら一度試してみてもいいかもしれません。

berber-monkeys-354028_640
(2016.9.24追記:管理人は最近、酪酸菌のお薬を毎日は飲んではいません。その方がなんだか調子がいいのです。飲まないよりも飲んだ方がいいのですが、毎日飲むよりも、個人的に時々飲む程度の方がいい感じなんです。いい感じとは、下痢をしにくくなったという事なのですが、管理人の場合は口臭がひどかった時期、毎日下痢に悩まされていた為、下痢が改善しているのは、おそらく口臭にとっても良い傾向だと思っています)

ピックアップ・酪酸菌のお薬

便秘、下痢、おなかの調子の悪い人にはもちろん、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)など皮膚系の病気を改善するために、ビオチン不足を解消する「ビオチン療法」に利用する人もいる「ミヤリサン」。ミヤリサンには宮入菌という、酪酸菌の中でも日本で大変有名な有用菌株を使用したもので、安全な酪酸菌。

管理人は酪酸菌を摂る時は「ミヤリサン」です。

酪酸菌は自然界にも存在しますが、先ほどもお話ししたように、有害な菌もあります。しかしお薬として売られている酪酸菌は無害で安心です。病院などで処方される酪酸菌(ミヤBM錠)や、市販の酪酸菌(ミヤリサン、ビオスリーなど)は、もちろん無害で、善玉菌として働くとのことです。

また、善玉菌を増やすためにはオリゴ糖やブドウ糖または糖化菌など(前述の納豆菌、麹菌、酵母菌)を一緒に摂るといいとも言われています。

ミヤリサンはどこで手に入りますか?

ミヤリサンはお近くの薬局・ドラッグストアで売っている可能性があるので、まずはそちらで探してください。
DSC_1175
無ければ楽天やアマゾンで探してください。
強ミヤリサンの方が売れているので強ミヤリサンに置き替えました。

強ミヤリサン 錠 90錠[指定医薬部外品]

新品価格
¥748から
(2017/4/3 08:03時点)


ここでは例として90錠入りを載せましたが、330錠、1000錠などもあります。

ミヤリサン錠の全成分(含まれる宮入菌の量など)

成分:宮入菌末 添加物(乳糖水和物、トウモロコシでんぷん、タルク、結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウム、白糖)
1錠あたり宮入菌が20mg含まれているミヤBM錠が病院で処方されるのに対して、ミヤリサン錠は1錠あたり10mg配合。強ミヤリサンは1錠あたり30mgです。
写真は「強ミヤリサン」です。管理人の近所では普通のミヤリサンが無かったので。でも一回に飲む量を減らしています。

(ミヤリサンはビオチン療法にも利用されています。掌蹠膿疱症、ニキビ、毛穴、肌荒れ、白髪、薄毛、アトピーなどを改善するためにビオチン、ミヤリサン(ミヤBM錠)、ビタミンCを摂る療法)

酪酸菌のお薬は他にもあります。たとえば糖化菌の入った「ビオスリー」というお薬は、酪酸菌、糖化菌、乳酸菌の相乗効果で有機酸(腸内を酸性にして悪玉菌が住みにくい環境にしてくれる)を精製し、善玉菌をつくることが出来るそうです。

一説には「善玉菌と悪玉菌はいつも戦っていて陣地争奪戦を繰り広げているため、いかに早く陣地を広げるかが重要という話」もあります。そこで素早く有機酸を作って悪玉菌を追い出すために、糖化菌という、腸内に必ず存在しているであろうデンプンから有機酸を作る事ができる菌を加えたようです。ビオスリーはそんなお薬です。
(ビオチンを摂る場合、ビオチンを食べちゃうフェリカス菌が入っていないミヤリサンを利用する人が多いようです。しかし加熱処理された死菌のフェリカス菌ならビオチンを食べることは無いそうで、通常は加熱殺菌されたものが利用されているという話もあり、また、そもそもフェリカス菌だけがビオチンを食べるかどうかも不明です)

(参考サイト:ウィキペディア日本語 クロストリジウム属宮入菌酢酸

酪酸って臭いの原因じゃないの?

酪酸自体に臭いが有るため、「胃からくる口臭や、体臭などになるのでは?」と疑問を抱く方もいるようです。

酪酸菌(宮入菌)のお薬の製造元に確認したところ、大変丁寧に教えてくださいました。お薬として売られている酪酸菌は、異常な量を摂りすぎない限り、体臭や口臭として酪酸臭を放つことは基本的には無いそうです。

腸内からの臭いの原因はご存知の通り悪玉菌によって腐敗した物質が放つインドール、スカトール、硫化水素、アンモニアなどです。

酪酸菌は酸素がある環境で生きにくい偏性嫌気性菌ですから、胃では生きづらく、大腸で元気に活動して栄養分になる菌。

実際管理人も飲んでみて、初めの2週間はお腹がゴロゴロしました。そのころはオナラが良く出て、臭いもありました。かなり。でも、その後は下痢も便秘もなくなり、ガスの臭いすら軽減しています。
また、個人差はありますが、酪酸菌のお薬を飲むとガスは出るというのはその通りだそうで、初めの内は臭いのあるガスが出続けたとしても、その後オナラの臭いは軽減して行き、その内無臭に近づくようです。

管理人も初めのうちはオナラが臭いと感じたのですが、最近気になりません。もしかして初めは悪玉菌と戦ってくれていたのでしょうか。まるで悪玉菌を追い出してくれているかと思うくらい、最近は臭いが気にならないです。個人差あるとは思いますが。
(2016.04.04追記:寝起きの口臭がさらに軽減していると思われます。でも今日はオナラが臭いました)

恐ろしいくらい激臭の口臭で悩んでいたことを思うとオナラが臭いくらいは個人的にまったくどうでもいいことですが、大抵の人はオナラの臭いが気になると思いますので、長期のお休みの前にお試しになってもいいかもしれませんね。

(酪酸菌を飲む前からおなかがパンパンに膨れた状態くらいガスがたまっている人には、もしかしたらかなりキツイかもしれません)

ガスなども吸着してくれるかもしれないという活性炭を飲んで腸内はじめ体内をデトックス出来るかもしれないという方法を試されている方もちらほら。活性炭は有害物質等を含む様々な物質を吸着して体外に排出することが出来るかもしれないそうです。詳しくはこちらに書いています。

活性炭は口臭に効果があるのか
活性炭は、一部の有害物質、悪玉菌などの細菌類、その他様々な物質を吸着して外に排出してくれる”かもしれない”事で有名です。 カーボンダイエッ...

ミヤリサン錠に副作用はありますか?注意点など

重大な副作用は報告されていないそうですが、体質によって一時的に便秘や下痢をおこすことも。大抵の場合、便はしばらくすると正常に戻り、ガスは無臭のガスが出続ける事はあるそうです。一説では腸内環境を整えているためらしいです。管理人は2週間ほどで落ち着きましたが、個人差あると思われますので、長期間ゴロゴロする人は合わない可能性も。
人によっては服用し初めにオナラや便の臭いがきつくなったという人も。しかし、しばらくすると服用前よりもオナラの臭いや便臭がしなくなってくるようです。体調や体質と相談してください。

成分をもう一度確認し、アレルギーがある場合は服用しないでください。

成分:宮入菌末 添加物(乳糖水和物、トウモロコシでんぷん、タルク、結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウム、白糖)

また、1か月服用しても症状が良くならない時は服用を中止して病院へ。と説明書きにありました。

また、ミヤリサン錠は遮光ビンに入っていますが、酪酸菌は生き物ですので、一度開封したら、どんどん菌が減少していく可能性もあるという話です。管理人は最近、個人的に時々しか服用しないため、量の少ないものを買っています。ご家族で利用するなら、大きいものを買って、遮光ビンに分けて利用してもいいかもしれません。その場合は、必ず煮沸消毒して乾かした遮光ビンを利用してください。

まとめ

腸内細菌には善玉菌と悪玉菌、そして日和見菌があります。

腸内細菌の大半を占める日和見菌が強い方の見方をするので、なんとしても善玉菌が悪玉菌よりも多い状態にしたいのでしたね。

だからといってヨーグルトやらを大量に食べるだけでは、腸にたどり着く前に死滅してしまうことも多く、善玉菌は腸までたどり着くものを選ぶといいのでした。

そこで活躍するのが酪酸菌。

酪酸菌は大腸に届き、腸内を酸性にして悪玉菌が住みにくい環境を作る有機酸をつくります。酪酸菌のお薬で有名なミヤリサンは病院でも「ミヤBM錠」として処方されます。

また、この酪酸菌を手助けしてくれるのがオリゴ糖ですが、糖化菌という、腸内に必ず存在しているであろうデンプンから有機酸を作る事ができる菌を加えたお薬はビオスリーです。(糖化菌は先ほどもお伝えしたように、納豆菌、酵母菌、麹菌ですね)

腸内環境が整えば臭いの元となる有害物質自体を減らすことが出来ます。

最後に、腸活以前に、普段から良く噛んで食べたいです。しっかり噛まないと消化不良で未消化のものが発酵して腐敗して腸内環境を悪化させるため、いくら酪酸菌やビフィズス菌を摂っても無駄になってしまいます。

また、普段から善玉菌のエサになりやすい(腸で分解されやすい)水溶性の食物繊維をとる事は腸内環境を整えるにはもってこいです。個人的にリンゴやもずくはおすすめです。(だからといって水溶性の食物繊維ばかり摂らないでください。バランスが大切です)そして、何度も言いますが良く噛んで食事してください。

口臭を消す方法まとめ、随時更新中

口臭を消す(治す)方法まとめ
(随時、より良い解決法を更新しています) ここでは口臭を消す方法をまとめていますが、口臭を消す唯一の方法は「健康になること」です。遠回りな...

口臭の原因まとめ・随時更新中

口臭の2大原因・強烈な口臭の原因
「マスクをして初めて分かった」という人も多い自分の口臭。しかしマスクをしてわかる程度の口臭なら治る可能性は高いと管理人は考えます。管理人は以...

海外から口臭対策商品を安く買いたい場合は

海外通販iHerbで買える、おすすめ口臭対策商品まとめ
日本でもすでに大人気の「iHerb」は、健康食品やナチュラル化粧品などが、ネットで安く買える通販サイトです。(本社:アメリカ)なんと口臭対策...

コメント

  1. がり より:

    酢酸の読みは『さくさん』ですよ

    • バイバイ より:

      がり様
      ご指摘ありがとうございます!
      書き間違いどころのミスでは済まされませんところご指摘いただき恐縮です!!!!
      本当にありがとうございます!